イミロア天文学センター(Imiloa Astronomy Center of Hawaii)は、ハワイ島にあるハワイ大学ヒロ校の構内に位置する科学教育施設です。2006年にハワイ大学ヒロ校付属の科学館として建設された、世界的に高いレベルを誇る科学教育施設。多くの体験型展示がそろうセンターにはハワイ、アメリカ全土をはじめ世界中から多くの人々が訪れます。3Dの立体的なショーが楽しめる最新型のプラネタリウムや、ハワイ固有種の植物が見られるネイティブガーデン(庭園)なども併設しています。
「イミロア/Imiloa」とは、「探検者」「探求」といういう意味を持つハワイ語。標高約4,200メートル、世界でも最も天文観測に適した場所のひとつと言われる「マウナケア山」を擁するハワイ島にある「イミロア天文学センター」は、天文学とハワイ文化を深く学び、理解を深め、その「大いなる探検」のレガシー(遺産)を世界中に共有しているのです。
NPO団体の概要
活動目的
イミロア天文学センターは、ハワイの伝統的な文化と古代ハワイから現代に至る天文学の歴史・進化の素晴らしさを学び、深く理解することで、次世代に希望と発見を共有する生涯学習の場です。それにより、ハワイの人々にとって聖なる地であるマウナケア山の素晴らしさを讃え継承していくことも目的としています。●イミロアが掲げる3つのコアバリュー
1. KAMA‘ĀINA(カマアイナ)
私たちは、ひとりひとりが与えられた「大地・海・空」との関係性を尊重し、大いなるホスピタリティを通じてこのつながりを共有します。
(ハワイ語で、Kamaは子供、‘ĀINAは土地を意味します)
2. NA‘AUAO(ナアウアオ)
私たちは、自分たちが学んできた知識と知恵のリソースを常に注ぎ込んで、我々のこれからのコミュニティを照らし出していきます。
3.HANAKAHI(ハナカヒ)
私たちは常に互いに協力して個々の強みと才能を引き出しあい、全体の相乗効果をを高めて「イミロア」の使命を推進していきます。
活動内容
イミロア天文学センターは、ハワイ大学ヒロ校の構内(ハワイ島ヒロ)に位置する科学教育施設ですが、その展示物は一般公開されています。生涯学習の場として開かれたセンターの内部はいくつかのセクションからなり、科学的な天文学とハワイの文化を学びながら探検していけるよう、様々な展示やアクティビティがそろっています。- クムリポシアター
- 天文学ゾーン
- ハワイ伝統的航海術
- 球体プラネタリウム&4D2Uシアター
- ネイティブガーデン
展示の多くは実際に触れたり感じたりできる「体験型」。小さな子供連れのファミリーから学生グループ、研究者に至るまで世界中からここを訪れる多くの人たちが、楽しみながらハワイ文化や天文学を学べるようになっています。
また、地域の子供たちへの教育、ハワイ語の継承、コミュニティーとの様々な関わりを通して、ハワイの貴重な文化遺産を後世へ残す活動も続けています。
沿革
2006年 ハワイ大学ヒロ校付属の科学教育施設として「イミロア天文学センター」が2006年2月20日に開設- お問い合わせ
-
- TEL
- (808)932-8901
- IMILOA.INFO@HAWAII.EDU