ナショナル熱帯植物園(National Tropical Botanical Garden)は、植物研究、繁殖、生息地保護、科学研究、教育を通して、熱帯植物の多様性を維持し、絶滅の危機を救うことに貢献してきました。ナショナル熱帯植物園の園内、保護区は絶滅危惧種が永遠に消え去ることにならないよう、保護管理されています。
NPO団体の概要
紹介動画
公式動画はこちらから活動目的
ナショナル熱帯植物園の使命は、植物、生態系の維持、熱帯地域の文化的知識の継承による、発見、科学研究、保護、教育を通してを生命を豊かにすることを目的としています。
以下のことを通して、使命を果たします。
・ハワイとフロリダにおける多様な庭園と保護区のネットワーク、それぞれが重要な生物学的、文化的、歴史的資源を支えています。
・発見と協力を通して、保護、研究、標本(生物、コレクション、植物標本)が完成します。
・植物学、民族植物学、園芸学、保全生物学、復元生態学がプログラムや専門機関を通して研究されています。
・教育コースには、刊行、講義、訪問客用にプログラムを用意しています。各植物園にて「ガイドツアー」も開催され、実際に珍しい植物や自然遺産を見学することもできます。
活動内容
ナショナル熱帯植物園はハワイ州カウアイ島に拠点を置き、カウアイ島に3ヶ所(アラートン・ガーデンとマクブライド・ガーデン、そしてリマフリ・ガーデンの3つ)、マウイ島に1ヶ所(カハヌ・ガーデン)、そしてフロリダ(カンポン・ガーデン)に1ヶ所の多様な庭園と保護区を管理しているNPOです。合計2,000エーカー近くに及ぶ庭園・保護区には、熱帯世界の何千もの種が、野外調査、他の機関や研究者との協力の元で集められ、比類なきスケールのコレクションを成しています。
各庭園は一般にも公開されており、ガイドツアーなども行っています。専門家による案内の元、希少な植物や自然遺産を実際に見学できることにより、地元の学生や世界中からの旅行者などが植物や生態系について学ぶ機会を生み出しています。
沿革
1964年 ナショナル熱帯植物園(当時はパシフィック熱帯植物園)が米国議会によって認可される(ナショナル熱帯植物園=NTBGは、米国議会からの認可を受けた唯一の熱帯植物園です)
1970年 カウアイ島ラワイバレーにフラッグシップガーデンを設立(現在のマクブライド・ガーデン)
1972年 マウイ島ハナにカハヌ・ガーデン設立
1976年 カウアイ島にリマフリ・ガーデン設立
1988年 団体名称を「パシフィック熱帯植物園」から「ナショナル熱帯植物園」に変更
1990年 カウアイ島、アラートン・ガーデンの管理を引き継ぐ
2000年 ラワイガーデンを「マクブライド・ガーデン」に改名
2008年 ジュリエット・ライス・ウィッチマン植物研究センターがカウアイ島カラヘオのNTBG本部に開設
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