ハワイスペシャリスト限定ツアー
アロハプログラムWeek in ハワイ2023【4日目】
2017年よりスタートしたハワイスペシャリスト限定のツアー、アロハプログラムWeek in ハワイ
3年ぶりの開催5年目を迎えた今年は、2023年12月12日(火)〜12月16日(土)までオアフ島にて開催し、全5ツアー、30名の方にご参加いただきました。
今回も、ハワイ州観光局とアロハプログラムキュレーターがハワイスペシャリストのためだけに作った特別なツアーでメンバーの皆様と一緒に、ハワイでより深くハワイの文化や歴史を学びました。
ご参加くださった皆様、ありがとうございました。
それでは4日目のツアーの様子をご紹介します。
アロハプログラムWeek in ハワイ2023
【12/15(金) 4日目】
・ビショップ・ミュージアム一日大満喫ツアー
講師:浅沼正和さん、ミイラニ・ヨシコ・クーパーさん
_______________________
4日目はアロハプログラムキュレーターの浅沼正和さん、ミイラニ・ヨシコ・クーパーさんによるスペシャルなコラボツアーです。
午前中はビショップ・ミュージアムの日本語ドーセントも務める浅沼さんによる建物の外から中まで隅々まで知り尽くすミュージアムツアー。ビショップ・ミュージアムはハワイ州最大の博物館で、ハワイのみならずポリネシア全体の伝統文化を伝える大きな役割を担っています。
ミュージアムに入る前にまず敷地内にある植物について紹介をしていただきました。
こちらの大きな木はポリネシアンの主食ともいわれるウルの木。ポリネシアからカヌーで運ばれた伝統植物(カヌー・プランツ)に分類されます。
こちらはラウハラ編みにも使用されるハワイ固有種のハラの木。
ハラの木には雄の木と雌の木があり、雄は花をつけ、雌はパイナップルのような実をつけるということを教えていただきました。よく見るとこちらの木には実がついていました。つまり雌の木になります。
他にもレイやキャンドルに使用されるククイなど、様々なハワイの植物について説明を頂きました。
続いては石について。
石と海水はハワイの文化ではとても大切なつながりがあります。
石の器にたまった海水が蒸発して塩になることで古代ハワイでは様々な用途に塩が使用されていました。そんな一面も垣間見ることができました。
ミュージアムに入る前から学びがいっぱいですね。
そして続いては隣接されているサイエンスアドベンチャーセンターを見学です。
こちらでは火山をはじめポリネシア周辺の島々、ハワイの島々のなりたちなどを学ぶことができました。
そしていよいよミュージアムの中へ。
まず最初はパシフィックホールへ。
ここではポリネシアンの起源や航海術、移民にまつわる話を聞きました。浅沼さんはポリネシア航海協会で会長職をしているナイノア・トンプソンさんが弟子入りしたといわれたといわれるマウ・ピアイルックさんに会って直接お話しを聞いたことがあるそうです。
そして続いてハワイアンホールギャラリーへ。
こちらは3階に分かれており、1階は海にまつわる神話や信仰について展示されておりハワイの創世記であるクムリポの絵やアウトリガーやカメハメハ大王のマントなどが展示してあります。2階には人々の暮らしがわかる工芸品の展示、3階にはハワイ王国と20世紀の王国の過程を見ることができます。
そして最後は、同じくハワイアンホールにある冬のマカヒキの装いの神様の像が見られる場所へ案内してくれました。
この時期は、ロノ神の象徴だったカパ布の白旗を見ることが出来ます。
古代ハワイでは毎年10月または11月から4ヶ月間、ロノを祀るマカヒキという祭りが催され、人々はゲームやスポーツに興じて平和な時間を楽しみました。この時期ばかりは庶民も、重労働や日々の生活の大きな部分を占めていた宗教儀式からも開放され、のんびりと過ごしたそうです。
左に写っている神様は戦いの神様の「クー」です。
あっという間に午前中が終了し、キュレーターのお2人と一緒にミュージアムに併設されている、ハワイの伝統料理が食べられる「Bishop Museum Café by Highway Inn」へ。
ハワイ伝統料理のカルアポークやスイートポテト、ポケが入ったプレートランチを美味しくいただきました♪
そして午後からはミイラニさんによるハワイ語講座とフラレッスン。
ハワイ語講座では、基礎からミイラニさんが丁寧にレクチャー。
ハワイ語は日本語ではなかなか発しないイントネーションなどもあるため、最初は参加者の皆さん苦戦していました。実際に体を動かして動作と共に学びながら、後半になるにつれて隣の方と簡単な会話もできるようになりました。
そして本日のツアー最後はフラのレッスン。
今回は古典フラ(カヒコ)を学びました。フラ・カヒコはハワイの自然への讃歌であり、そこに存在する神、また位の高い首長や王への讃歌です。イプと呼ばれる打楽器を使っておどるのもフラ・カヒコの特徴です。
ミイラニさんのご主人でこの土地で先生をしていたというブラッドリーさんが演奏をしてくださり、ビショップ・ミュージアムがある土地にまつわる歌「Nani Kaiwi‘ula」に合わせて踊りました。
ミイラニさんからは、ハワイ語を完璧に話そうとしたり、フラを完璧に踊ろうとする必要はなく、言葉や踊りに込められた意味や情景をしっかりと感じることが一番大切であることを教えてもらいました。
ワークショップを行ったビショップ・ミュージアム敷地内にある Atherton Hālauは開放的な空間から心地よい風が抜け、花の香りが香り、癒しの時間でした♪
最後は浅沼さん、ミイラニさんと、全員で写真撮影。
本日もお疲れ様でした。