ハワイスペシャリスト限定ツアー

2024.07.02
ハワイスペシャリスト限定ツアー

アロハプログラムWeek in ハワイ2024【2日目】

2017年よりスタートした「アロハプログラム Week in ハワイ」。ハワイ州観光局とアロハプログラムキュレーターが自信を持ってご紹介する、他では味わえないディープなハワイを体験できる現地発着のツアーです。ハワイが大好きなメンバーが現地で繋がるアロハプログラムだけの特別ツアー!第6回目となる今年は、2024年6月14日(金)~20日(木)まで、オアフ島にて開催いたしました。期間中オアフ島では、太平洋諸島の先住民文化を祝う世界最大級のイベントフェスティバル・パシフィック・アート&カルチャーが開催されていました。

2日目のツアーをレポートいたします。
 

6/15(土)【初級向け】現代のワイキキで古代のワイキキに触れる

キュレーター:さゆり・ロバ―ツ氏

今日のスタートはアウトリガー・リーフ・ホテルのロビーから始まりました。

ワイキキを歩けば、いたるところに古代ハワイに触れることができる場所が残っています。このツアーでは、現代のワイキキを歩きながら、古代ワイキキに思いを馳せ、ハワイの伝統や文化、歴史を歩いて散策する半日のツアーです。



まずワイキキショア前のビーチで、ハワイアン・モンクシールが出迎えてくれました。
この場所で見られるのはとても稀なこと、大興奮でまずは写真撮影です。規制線がはられ、それ以上近づいたり、触ったり、餌を与えたりすることは法律で禁止されていますので、私達も距離をとって温かく見守ります!とても嬉しいサプライズのスタートとなりました。



この辺りの海はカヴェヘヴェヘ(ハワイ語で取り除くの意味)と呼ばれ、古来より体の悪いものが体の外に出る、また病気が治るとされたヒーリングスポットです。その古来の治癒の方法とは、まず輪の切れた海藻のレイをつけて海の中に肩まで浸かり、心を静めます。そして海藻が首から自然と外れたら、病気が治るとされていたそうです。


しっかりマナを授かった後はビーチのすぐ横に立てられた、ワイキキ・ヒストリック・トレイルのサーフボード型の史跡標識に目を向けます。


現在陸軍博物館のあるこの場所はかつてAfong Villaさんの屋敷でした。その跡地を軍が買い取り、軍の施設を作りました。ハワイという場所には少し違和感のある大砲も展示されています。これはなんとカメハメハ時代の大砲だそうです。



今の時期はシャワーツリーが満開です。レインボー、ゴールデン、ピンク、ホワイトのシャワーツリーをゆっくり歩いてお花見しながら、フォート・デ・ルッシーへ入っていきます。固有植物、伝統植物、外来植物の説明を受け、写真を撮りながら歩きます。

コウの木(ハワイ固有種):器(ボウル)として使われていました。


スパイダーリリー(外来種)



ウルの木(伝統植物)


この場所にはキー、アペ、カロ、コー、ウアラなどハワイの伝統植物がたくさん植えられています。


フォート・デ・ルッシーを抜け、カラカウア通りをダイアモンドヘッドに向かって歩いて行きます。カラカウアと名前が付く前、この通りはワイキキ・ロードと呼ばれ、路面電車が走っていました。この路面電車は1902年に開通しましたが、その1年前にはモアナ・ホテル(現モアナ・サーフライダー)が開業しており、そこへ向かう交通手段として利用されていました。


次に発見したヒストリック・トレイルは「Helumoa(ヘルモア)」。ハワイ語でheluは引っ掻く、moaはニワトリ。ニワトリが引っ掻く。その意味通りの伝説が残っています。17世紀半ば、オアフ島を支配していた首長(アリイ)のカクヒヘヴァのもとに不思議な力を持つニワトリが飛んできて砂浜を引っ掻いたため、神のお告げと信じ、ヤシの木を植えたところ1万本のヤシの木でいっぱいになったとのこと。



そのヘルモアは現在もロイヤル・ハワイアン・センターの場所に多く見ることができます。そしてこの場所には王家の歴史や伝統植物を見ることができます。Waikikiとはハワイ語で湧き出る水という意味。その場所も再現されています。
そしてかつてこの場所を所有していたバニース・パウアヒの銅像が静かに訪れる人々を迎えています。昨日訪れたビショップ・ミュージアムでも登場しましたね、カメハメハ大王のひ孫でチャールズ・ビショップと結婚をしたパウアヒです。ここでは少女に本を読み聞かせています。清らかな水の流れるカロやヤシの木の風景は、ハワイ王国時代のワイキキを思い起こさせる風景です。

ここで30分の休憩を取りました。



ここからツアーの終着地点、カピオラニ公園までもう少しです!その途中もしっかり歴史を学びながら歩きます。まずはカパエマフ・ストーンズ!薬草や手によるヒーリングを持ち込んだカフナを称え、ダイヤモンド・ヘッドから巨大な石が運ばれました。一時行方不明になっていましたが1997年からこの場所に復活しました。




サーフィンの父、デューク・カハナモクを過ぎ、プリンス・クヒオについても学びながら歩き続けます。

いよいよゴール目前ですが、今回はさゆりさんからのリクエストで、参加者の皆様には内緒でカピオラニ公園でのピクニックをご用意しました!





伝統植物についてたくさん勉強しましたので、ポイやラウラウ、カルアピッグ、ハウピア、ルアウ(タロイモの葉を煮たもの)などの伝統食を参加いただいた皆様といただきました。どれも美味しいと大好評!さゆりさんからは
Squid Luau(イカのルアウ)も美味しいのでぜひ食べてみてほしいとのこと!そしてデザートには言わずと知れたレナーズのマラサダをご用意し、ダイヤモンド・ヘッドを眺めながら、そして木陰で爽やかな風が吹く場所でいただきました。






たくさん歩き、最後はお腹も心も満たされた大満足のツアーが終了です!


ハワイの植物の分類
https://www.aloha-program.com/curriculum/lecture/detail/106

ヘルモア
https://www.aloha-program.com/curriculum/lecture/detail/512

伝統食
https://www.aloha-program.com/curriculum/lecture/detail/24
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