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ハワイ語の地名1
主要八島の名前を覚えよう
旅行者にとって最も身近なハワイ語は地名といえるでしょう。
島の名前、町の名前、通りの名前、建物の名前、ビーチの名前、山の名前・・・
あらゆる地名の大部分がハワイ語です。
地名を覚えることは、ハワイ滞在を満喫する第一歩。土地勘を養うことを入り口にして、地名のハワイ語の意味や歴史・伝説の背景まで知ることができれば、ハワイへの親近感はさらに増すことでしょう。
このセクションでは、ハワイの地名をカテゴリー別にまとめて学びましょう。
ハワイ語の地名を学ぶための参考書はこちら。
Place Names of Hawaii (Pukui, Elbert, Mookini. University of Hawai‘i Press)
まずは入門編、ハワイ諸島主要八島の名前を覚えておきましょう。
東から西へ順番に並べます。
(カタカナ表記 アルファベット表記 [発音])
- ハワイ Hawaiʻi[ハヴァイイ]
- マウイ Maui[マウイ]
- カホオラヴェ Kahoʻolawe[カホオラヴェ]
- ラナイ Lānaʻi[ラーナイ]
- モロカイ Molokaʻi[モロカイ]
- オアフ Oʻahu[オアフ]
- カウアイ Kauaʻi[カウアイ]
- ニイハウ Niʻihau[ニイハウ]
これらの島の名前は神話とともに伝えられました。どんな神話なのか。
古事記・日本書紀には、日本の国土をつくったイザナギとイザナミの「島産み」の神話が伝えられます。
実はハワイにもよく似た神話が伝えられているのです。ハワイ神話の中で「島産み」を行ったのは、父神ワケア(Wākea)と母神パパ(Papa)でした。
※神話へのリンク
二神の間に生まれたのは、主要八島のうちハワイ、マウイ、カウアイ、ニイハウ、カホオラヴェの五島。
ではその他の島はどうなっているのでしょう?
オアフは母神パパと人間の首長ルアとの間に、モロカイは父神ワケアと月の女神ヒナとの間に、そしてラナイは父神ワケアと娘のカウラとの間に生まれたと伝えられます。
父神と母神によって産み出されたハワイの島々ですが、八島のすべてが純粋な兄弟姉妹ではなく三島は異母・異父との間の落とし子として伝えられている、いうのが興味深いところですね。
ハワイ語入門地名編、まずは「島産み」の神話が伝える島の名前とその生い立ちについてご紹介しました。
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よしみ Nui だいすけDaisuke Yoshimi担当講師
【インタビュー動画あり】 1967年2月9日生まれ、神奈川県横須賀出身。1991 年よりハワイ在住。ハワイ大学卒業。フラ、ハワイ音楽に傾倒するハワイ・スペシャリストとして、ハワイを拠点に執筆・コーディネート活動を行う。ハワイのクムフラやミュージシャンとの親交も幅広い。フラダンサーとして、メリー・モナーク、キング・カメハメハの大会出場経験あり。著書に『たくさんのメレから集めた言葉たち』シリーズ、『LIVE ALOHA~アロハに生きるハワイアンの教え』がある。近年、フラダンサーを対象とした日本での講演・セミナー活動に力を入れている。
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公式HP: http://www.yoshimidaisuke.com/