ハワイアンの価値観を伝える格言１

「ALOHA」という言葉に象徴されるハワイのイメージに「優しさ」があります。ハワイから受け取る優しいエネルギーの源は、ハワイの人たちが共有する彼らならではの価値観にあるのではないでしょうか。そんな価値観を伝える格言を集めました。
 

言葉が大切

「言葉に気をつけなさい。言う前にもう一度考えなさい」
ある有名ハワイアン・ミュージシャンが話してくれたハワイ長老の教えです。
口から発した言葉は、確実に人に影響を与える。それは巡り巡って自分に帰ってくる。一度発したそのエネルギーは、完全になかったことにすることはできない。それがポジティブかネガティブかに関わらず。

I ka ʻōlelo nō ke ola, i ka ʻōlelo nō ka make.
「言葉に命あり、言葉に死あり」

生かしも殺しもする言葉のパワー、それを伝えるのがこのハワイの格言です。

思いやり

誰かを思いやる行動が無駄になることなどひとつもない。
ハワイがそう教えてくれる格言がこれ。

ʻAʻohe lokomaikaʻi i nele i ka pānaʻi.
「報われない思いやりはない」

与える人には与えられる、という教え。
何かうまくいかない・・・
そう感じたら与えることから始めてみるといいのかもしれません。
 

オハナのあり方

ハワイの人々が大切にする言葉「オハナ ʻohana」、家族という意味です。
オハナのあり方を説くハワイの格言があります。

ʻIke aku, ʻike mai
Kōkua aku, kōkua mai
Pēlā iho lā ka nohona ʻohana
気づき、気づいてもらう
助け、助けてもらう
「オハナ」とはそういうもの

「オハナ」は、血の繋がった家族や親族だけでなく、さらにその周りに広がる人と人のつながり、仲間のことも指すことがあります。