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ココクレーター植物園
オアフ島の植物園の一つ、プルメリアが圧巻
ココクレーター植物園
園内ガイドさんはいません。まずは入り口の郵便ポストの中から地図(英語)をもらいましょう。マップを見ながら自分でのセルフガイドになります。2マイル(3.2km)のトレイルは約1.5時間から2時間かかります。途中で止めることもできますので、自分の体調と相談して歩いてみましょう。プルメリアだけ堪能することも可能です。
入り口を入るとプルメリア・グローブが広がります。
プルメリアは外来種ですが、ハワイではレイなどに使われ、ハワイの代表的な花の一つになっています。たくさんの種類があるのは、花の形を見るとよくわかります。花びらの形の違い、色の違い、香りの違いなど、それぞれ全く違うので、じっくりと観察してみるのもいいでしょう。
ハワイの5月1日はレイディ、そして5月、6月は卒業式のシーズン。ハワイの卒業式に必ず使われるプルメリアのレイは、ここの植物園から摘まれることも多いため、この時期訪れると花の数が少なくなっていることもあります。
プルメリアの花が咲き出す時は、葉がありませんが、だんだんと葉も増えてきます。
夏期とされる4月以降10月くらいまではプルメリアを長く楽しむことができます。
多種あるプルメリア
多種あるプルメリア
多種あるプルメリア
プルメリア・グローブをしばらく歩くとブーゲンビリアの群生があります。赤紫、クリーム色、山吹色、赤などのブーゲンビリアは見事です。鮮明な色の部分は苞と呼ばれ、実際の花は小さくクリーム色(白っぽい)をしています。
ブーゲンビリア
そしてハイブリッドハイビスカスなどを通るとサボテンのあるアメリカズセクションになります。大きなサボテンなどもあり、まるで砂漠のようです。
勾配のあるトレイルを登って行くとハワイセクションがあり、ハワイ固有種のロウルヤシや、固有種のウリウリという植物があります。ウィリウィリは英名では虎の爪と言われるように、爪のような形をした花を付けます。オレンジや黄色、白などがありますが、ここでは黄色の花が見られます。レイに使われたりします。
ウィリウィリ photo by Koko Crater Botanical Garden
さらに道なりに歩いき続けるとマダガスカルセクション、そしてアフリカセクションと続きます。夏は花をみる絶好の機会ですが、日中かなりの暑さになりますので、熱中症に気をつけて歩きましょう。
アフリカセクションを通るとドライランドパームスのセクションになります。テキーラの原材料である大きなブルーアガヴェも見られます。印象的なポニーテールパーム、化石植物と言われる大きな緑のソテツは一度見ると忘れられません。
ブルーアガヴェ photo by Koko Crater Botanical Garden
ポニーテールパーム photo by Koko Crater Botanical Garden
緑のソテツ
プルメリアの種類が多いため、プルメリアを見るだけで終わってしまうかもしれないですが、少し奥まで歩き、ハワイ固有種の植物などを発見するのも楽しみの一つでしょう。
注:実がなっている植物、落ちた植物などは食さないでください。毒入りのものもあったりします。また、花なども摘んだりすることは禁止されています。マナーを守って大自然を楽しんでください。
Koko Crater Botanical Garden
場所:7491 Kokonani St. Honolulu
時間:日の出から日没まで
休み:クリスマス、元旦
入場料:無料
入り口に郵便受けがあるので、そちらから園内のマップをもらってください。
電話:808-768-7135(英語のみ)
サイト: https://www.honolulu.gov/parks/hbg/honolulu-botanical-gardens/182-site-dpr-cat/572-koko-crater-botanical-garden.html(英語のみ)
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藤原 小百合 アンAnne Sayuri Fujiwara担当講師
【インタビュー動画あり】
アーミッシュキルトの盛んなアメリカ・オハイオ州の高校に留学中にアメリカン・パッチワークを習得。メリーランド大学学士号取得。その後ハワイに移住し、マウイ島のハナ・マウイ・ホテルで出会ったハワイアンキルトのベッドカバーに一目惚れをし、ハワイアンキルトを始める。2001年9月11日、ニューヨークで起きた同時多発テロ事件の犠牲者とその家族への追悼キルト、『千羽鶴 フレンドシップキルト』を全国のキルターとともに完成させ、2009年9月、9.11メモリアルに寄贈。2011年7月、ハワイで毎年開催される「キルトハワイ」において、オリジナルデザインの「マノアの森」キルトがグランプリ受賞。ハワイ、日本でのレッスンなど、伝統的なハワイアンキルトを広げるため、日々奔走中。15年以上、パシフィックリゾートの「キルトパラダイス」(http://www.holoholo.world/kawaraban/category/quilt/)を連載中。 日本でハワイアンキルト本を数冊出版。2006年よりホノルルフェスティバルにおける伝統的ハワイアンキルト展を毎年開催。2013年よりイオラニ宮殿の日本語ドーセントのボランティアを始め、現在ハワイ在住31年目。