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ハワイ州が取り組む環境保全活動~ハワイ州のルール~
Mālama Hawaiʻi ”マラマハワイ” は、ハワイを思いやる心。ハワイ州では、自然環境を守るための取り組みとして、エコバックや、マイボトル、紙ストローの使用や、サンゴや海の環境に配慮した日焼け止めの使用の呼びかけを行っています。ハワイ州が独自で取り組むハワイ版SDGsのアロハプラスチャレンジの達成に向けて、プラスチックのレジ袋の配布・販売禁止、サンゴに有害な成分の入っている日焼け止めの販売の禁止などの条例もあります。
【2021年4月1日より施行】オアフ島の食品販売業者へのプラスチック削減に向けた条例
ホノルル市は、プラスチックによる環境汚染を減らすために、レストランなどを含む食品販売業者へ「石油系プラスチック製の使い捨て容器やビニール袋を使用し食品を提供することを禁止」とする条例を施行しました。プラスチック製のカトラリー(ナイフ、フォーク、スプーン、ストローなど)全ての使用、さらに、発泡スチロール製のコーヒーカップやプラスチックの蓋つき容器の使用および提供が禁止となっています。
※ただし卵、生肉など、未調理の商品販売で使用している使い捨て容器は2021年の12月末まで提供することができます。
【2020年1月1日より施行】オアフ島、ビニール製プラスチック袋の配布・販売禁止
オアフ島のスーパーマーケットやコンビニ等では、2020年1月1日よりビニール製プラスチックの配布・販売が禁止となりました。紙袋や布製のバックの購入は可能ですが、ごみの削減にもつながりますので、マイ・エコバックの持参はいかがでしょうか。ハワイではオリジナルデザインのエコバックも多くのショップやスーパーマーケットで販売されていますので、お気に入りの限定デザインを探してみるのも旅行の楽しみになるかもしれません。
【2021年1月1日より施行】サンゴ礁への有害が指摘されている成分を含んだ日焼け止めの販売禁止
ハワイ州では、2021年1月1日からサンゴ礁への有害が指摘されている成分を含んだ日焼け止めの販売を禁じています。年間約4,000~6,000トンの日焼け止めが、人の皮膚からサンゴ 礁の海域に流れ出ていると報告されていて、この日焼け止めに含まれる一部有害成分(オキシベンゾンやオクチノキサート)が、サンゴ礁を白化させ、死滅させてしまう原因なのです。
ハワイでは既に「Reef safe」とパッケージに表示された日焼け止めが販売されています。
サンゴや環境に配慮した日焼け止めの使用で、美しいハワイの自然が保たれるようハワイ州では環境保全活動を呼びかけています。
山と海に囲まれた美しい島々、日本とハワイ。
厳しい自然から育まれた自然信仰、先祖から継承してきた伝統文化には多くの共通点があり、 歴史的にも深い関係を持つ日本とハワイの人々は、繋がりと絆を大切にしてきました。
ハワイには、「ポノトラベラー」という素敵な言葉があります。
旅行先の住民が大切に守っている自然環境や文化、習慣に敬意を払い、正しい行動を取ることができる旅行者のことをポノトラベラーと呼びます。
ポノとはハワイ語で善良、道徳的な正しさ、幸福、同義をわきまえたという意味です。
ハワイを大切に思ってくださるポノトラベラーの皆さま、これからもハワイがハワイであり続けるよう応援いただけますようお願いします。