講座詳細
ハワイの植物園ーマウイ島編
ハワイの植物の特徴とマウイ島にある植物園を紹介します。
- 雑誌や図鑑などで見るハワイの植物を、実際に自分の目で見てみよう。マウイ島は標高3000m級のハレアカラがそびえ立ち、その裾野の広大な大自然の中にある植物園や、秘境の地ハナなどを是非訪れてみましょう。
1.クラ・ボタニカル・ガーデン
1968年にマコード夫妻が創設した植物園。ハレアカラの裾野、標高約700mのクラにある8エーカー(約0.03㎡)には橋、滝、鯉のいる池など庭園風なガーデンが広がります。クラはマウイ島の他とは違い、涼しく、湿度がありますが、それが有名なマウイ・オニオンや花の栽培に適しています。このガーデンには現在、約2500種の植物が育ち、プロテア、オーキッド(ラン)、ハワイ固有の植物などが見所です。
Kula Botanical Gardens
638 Kekaulike Ave.
Kula HI 96790
Tel: (808) 878-1715
入場料:大人一人$10, 小人(6-12歳)一人$3, 5歳以下は無料。
時間:9時〜16時。
休み:なし。
クラを代表するキング・プロテア
2.エンチャンティング・フローラル・ガーデン
特徴:ハレアカラの裾野、標高762mに8エーカー(約0.03㎢)に広がるガーデンです。約1500種の植物が見ることができ、その中にはハワイ固有種のサンダルウッド(白檀)やオヒア・レフアなどがあります。またプロテア、オーキッド(ラン)、ハイビスカスなども色とりどりに咲き、花を近くで見る事ができます。舗装された園内は約1時間で回ることができ、休憩所も充実しています。
Enchanting Floral Gardens
2505 Hawaii 37,
Kula HI 96790
Tel: (808) 878-2531
入場料:大人一人$15, 小人(6-12歳)一人$5, 5歳以下は無料。
時間:火曜〜金曜 10時〜15時。
休み:土曜、日曜、月曜、クリスマス
クラの気候に適しているピンクッション
3.マウイ・ヌイ・ボタニカル・ガーデン
特徴:マウイ·ヌイ植物園のミッションは、発見、教育、環境保全のために集まる場所を提供し、植物を通して、多くの人々にハワイ文化をより理解してもらうことです。また、「Oia’I’o」(オイアイオ)=誠実な事、「Malama」(マーラマ)=目覚めさせる事、「Ho’ona’auao」(ホオナアウアオ)=教育と啓蒙の3つのビジョンをしっかり持ち、経営が成り立っています。
ポリネシア人が持ち込んだとされる伝統植物(カヌープラント)のタロ、ハワイ固有種でカヌーなども作られたコアなど多くの植物を見る事ができます。
Maui Nui Botanical Garden
150 Kanaloa Ave.
Kahului Maui HI 96732
Tel:(808) 249-2798
営業時間:月曜日〜土曜日の8時〜16時。
休み:日曜
費用:無料。ただし、セルフガイド用のパンフレットは$4, ガイドツアーは$10で火曜、水曜、木曜の10時〜のみ。要予約
4.カハヌ・ガーデン
特徴: カウアイ島以外でナショナル・トロピカル・ボタニカル・ガーデン(国立熱帯植物園)に定められているガーデンはハワイ諸島ではカハヌ・ガーデンだけです。
マウイ島秘境のハナにあるカハヌ・ガーデンは昔ハワイアンの居住地区「アフプア・ア」で、人々が暮らし重要な農業地区でした。また、ここにはピイラニハレという13世紀の終わりに作られたという大きなヘイアウもあります。
歴史的な展開がありましたが、1860年くらいよりサトウキビ農業がされるようになりましたが、1940年にはハナ牧場として産業の移り変わりがありました。
土地の一部を1974年からは国立熱帯植物園が管理をするようになり、その中にはピイラニハレ・ヘイアウも含まれるようになり、重要な遺跡も管理し、永続することになりました。現在はガーデンの大きさも464エーカー(約1.88㎢)になり、バニラ・オーキッド、ココナッツ・コレクション、パンノキのコレクションなどが有名です。また、伝統植物(カヌープラント)のセクションには、ポリネシアから持ち込まれたタロ、サツマイモ、サトウキビ、バナナ、アヴァなどもあります。
Kahanu Garden
650 Ulaino Road
Hana Maui 96713
Tel: (808) 248-8912
時間:月曜〜土曜9時〜14時。(セルフガイド:所要時間約1時間〜1時間半)
土曜10時〜、13時〜(ガイドツアー: 所要時間約2時間 )
休み:日曜
入場料:セルフガイドツアー:大人一人(13歳以上)$10. 12歳以下の小人は無料。ガイドツアー:大人一人(13歳以上)$25, 12歳以下の小人は無料。
カハヌガーデンの入り口
5.マウイ・トロピカル・プランテーション
特徴:トラムで一周することができるようになっている植物園。スマートフォンの「ガイドブック」というアプリでこの植物園の詳しい内容を見ながら散策できるようになっています。エリアA〜Hの植物について詳しく書かれているので、植物の名前をきちんと把握できるようになっています。サトウキビ、パイナップル、コーヒー、マンゴーパパイヤ、マカダミアナッツなどハワイのフルーツなどを展示しています。
Maui Tropical Plantation
1670 Honoapiilani Hwy
Wailuku, HI 96793
Tel: (808) 244-7643
入場料:無料。トラムツアーに参加は有料。トラムツアーの時間は10時、10時45分、11時30分、12時15分、13時、13時45分、14時30分、15時15分、16時。 大人一人$16, 小人一人(3歳〜12歳)$6.
休み:なし
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藤原 小百合 アンAnne Sayuri Fujiwara担当講師
【インタビュー動画あり】
アーミッシュキルトの盛んなアメリカ・オハイオ州の高校に留学中にアメリカン・パッチワークを習得。メリーランド大学学士号取得。その後ハワイに移住し、マウイ島のハナ・マウイ・ホテルで出会ったハワイアンキルトのベッドカバーに一目惚れをし、ハワイアンキルトを始める。2001年9月11日、ニューヨークで起きた同時多発テロ事件の犠牲者とその家族への追悼キルト、『千羽鶴 フレンドシップキルト』を全国のキルターとともに完成させ、2009年9月、9.11メモリアルに寄贈。2011年7月、ハワイで毎年開催される「キルトハワイ」において、オリジナルデザインの「マノアの森」キルトがグランプリ受賞。ハワイ、日本でのレッスンなど、伝統的なハワイアンキルトを広げるため、日々奔走中。15年以上、パシフィックリゾートの「キルトパラダイス」(http://www.holoholo.world/kawaraban/category/quilt/)を連載中。 日本でハワイアンキルト本を数冊出版。2006年よりホノルルフェスティバルにおける伝統的ハワイアンキルト展を毎年開催。2013年よりイオラニ宮殿の日本語ドーセントのボランティアを始め、現在ハワイ在住31年目。