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所用時間5min
2020.10.30

ホオマルヒア植物園

ここがポイント

大スケールのオアフ島の植物園

オアフ島の5大植物園の1つ、1982年にオープンしたカネオヘに位置する広大な敷地をもつホオマルヒア植物園は、ワイキキから車で約30分の場所にあります。400エーカー(約1.618㎢、東京ドーム34個分)の広さがあり、後にはコオラウ山脈と大自然を感じる大きな植物園です。ホオマルヒアというハワイ語は、平和と静けさという意味があります。あまりにも大きいので、ハイキングをするより、車で回るのことをお勧めします。地理的に雨も多いので、(特に雨季の12月から3月くらいまで)レインコートや傘などは持参した方が無難です。また虫除けスプレーや水なども必ず持参しましょう。


ホオマルヒア植物園のエントランス

園内はガイドさんはいません。まずはビジターセンターで園内のマップ(英語)をもらいましょう。事前にサイトからプリントしておくのも可能です(こちらの方が植物の名前などが詳しく書いてあります)。マップを見ながら自分でのセルフ、ガイドになります。土曜、日曜の10時から14時には、ビジターセンターから徒歩20分のところにある池での魚釣りも楽しめます。キャッチ&リリースですが、子供から大人まで楽しめます。


ホオマルヒア植物園、園内マップ

園内は植物が世界の場所別に区分してあります。フィリピン、マレーシア、トロピカル・アメリカ、スリランカ、インド、メラネシア、ハワイ、ポリネシア、アフリカのセクション別に植物を見ることができます。車のスピードリミットは15mph(約24kmh)ですので、ゆっくりと進みます。車の中から植物を見ることも可能ですが、ゆっくり見ることができないので、各セクションには駐車場があるので降りて植物を探しましょう。

フィリピン&マレーシアのセクションではフィリピン・アーモンドやツリー・ビーンなどがあります。
トロピカル・アメリカのセクションではキャノンボール・ツリーや数種類のヤシを見ることができます。
インド&スリランカのセクションではエボニーや伝統植物のマウンテン・アップルなどがあります。


マウンテンアップル

ハワイのセクションにロウルというハワイ固有種のヤシやハラの木などがあります。ハラの葉はハワイの伝統工芸品のラウハラに使われます。ハワイ島の花、赤のレフアが咲いています。


ハワイ島の花レフア

ポリネシアのセクションには伝統植物の大きなウル(パンノキ)、コウ、カマニ、ククイや固有種のロウル、ハラ、外来種のバニアンなどを見ることができます。また、昼と夜とでは花の色が変わるハウもあります。


伝統植物のククイ(ハワイ州の木)

アフリカセクションに行くと、ガーデニア(アフリカン・ガーデニアと記されている)は甘い香りの花と大きな実をつけています。タマリンド、ソーセージ・ツリーなど外来種がいくつもありました。


ガーデニアの花と実

アフリカセクションの奥はキャンプ場となっています。ジンジャーなどが多く見ることができます。キャンプ場は金曜日から月曜日がオープンです。
季節により、ホオマルヒア植物園で見られる植物も違いますので、年間を通して何回か行かれても楽しめます。(撮影時は3月と4月)園内では鶏がひよこを連れてゆっくりと散歩している姿など、のどかな風景も楽しめます。ゆっくりと森林浴をして、山の力をもらうのもいいでしょう。

注:実がなっている植物、落ちた植物などは食さないでください。毒入りのものもあったりします。また、花なども摘んだりすることは禁止されています。マナーを守って大自然を楽しんでください。


ホオマルヒア・ボタニカル・ガーデン(ホオマルヒア植物園)
45-680 Luluku Road
Kaneohe HI 96744
電話: (808) 233-7323
料金: 無料
時間: 9時~16時
閉園: クリスマスと正月のみ閉園
URL:https://www.honolulu.gov/parks/hbg.html?id=569:ho(英語) 
 

 
  • 藤原 小百合 アン
    Anne Sayuri Fujiwara
    担当講師

    【インタビュー動画あり】
    アーミッシュキルトの盛んなアメリカ・オハイオ州の高校に留学中にアメリカン・パッチワークを習得。メリーランド大学学士号取得。その後ハワイに移住し、マウイ島のハナ・マウイ・ホテルで出会ったハワイアンキルトのベッドカバーに一目惚れをし、ハワイアンキルトを始める。2001年9月11日、ニューヨークで起きた同時多発テロ事件の犠牲者とその家族への追悼キルト、『千羽鶴 フレンドシップキルト』を全国のキルターとともに完成させ、2009年9月、9.11メモリアルに寄贈。2011年7月、ハワイで毎年開催される「キルトハワイ」において、オリジナルデザインの「マノアの森」キルトがグランプリ受賞。ハワイ、日本でのレッスンなど、伝統的なハワイアンキルトを広げるため、日々奔走中。15年以上、パシフィックリゾートの「キルトパラダイス」(http://www.holoholo.world/kawaraban/category/quilt/)を連載中。 日本でハワイアンキルト本を数冊出版。2006年よりホノルルフェスティバルにおける伝統的ハワイアンキルト展を毎年開催。2013年よりイオラニ宮殿の日本語ドーセントのボランティアを始め、現在ハワイ在住31年目。

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