ハワイ・ツーリズム・オーソリティ（HTA)は、新型コロナウイルス拡大で１年間休していた自然資源とハワイ文化の保護及び維持に力を入れているコミュニティの組織や団体を支援する助成金プログラムを再開しました。

HTAは、ハワイコミュニティ募金と提携し、ククル・オラとアロハ・アイナプログラムの助成金を通して州内のコミュニティグループに約300万ドルを授与しました。

新型コロナウイルス拡大のため、同プログラムの助成金は2020年に半額に削減され、昨年の助成金授与は実施できませんでした。

今年、助成金を授与したNPO団体のハワイ・ランド・トラストの代表は、ハウウラのランド・トラストの保護地に伝統的なハレ（家）を建設する準備費用に充てると発表。同団体はマウナヴィラ聖地複合施設の管理と保存活動を続け、数年前から学生などのボランティアと共にこの神聖な土地の保護に努めています。また、マウイ島のワイヘエ沿岸砂丘と湿地保護区にあるカポホのフィッシュポンドと水流システムの復元にも助成金を使用し、地域の歴史を次世代へ教育し、絶滅危惧種のための生息地を提供することを目指しています。