「マウイ島の今」を日本の皆様にお届けする「マウイ通信」の第2回目です。
マウイ島は今、どうなっているの？ マウイ島に行きたいのだけど、、、という皆様からのお声にお答えするべく、マウイ支店から定期的に最新情報をお届けします。今回は「渓谷の島／The Valley Island」の別名を持つマウイ島の景勝地「イアオ渓谷」の様子をお届けします。ぜひ、次のマウイ島滞在の参考にしてください。

第2回は、イアオ渓谷の現在の様子をご紹介します。
イアオ渓谷は、マウイ島を代表する観光スポットの一つですね。さまざまな広報物やテレビ番組等で、マウイ島のお勧めの観光地として紹介されています。観光ツアーでも行程に組み込まれることが多い場所ですが、こちらも以前と変わらず美しい景観を保っています。

この渓谷は、その壮大な自然美と歴史的背景で訪れる人々を魅了しています。シンボルともいえる切り立ったイアオニードルは特に有名で、300m以上の高さを誇るその垂直な断崖絶壁は圧倒的な存在感です。「太平洋のヨセミテ」と呼ばれるのもわかる気がしますね。

しかし、イアオ渓谷は単に自然美だけでなく、歴史的な舞台としても有名です。1790年のカメハメハ大王とマウイ軍の戦いの場としても知られており、これはハワイ統一の戦いの中でも指折りの激戦だったそうです。2日間にわたる戦いで亡くなった戦士の遺体が渓谷に流れる川をせき止めたことから、ハワイ語では「ケパニワイ（＝せき止められた水）の戦い」とも称されている場所でもあるのです。

また、イアオ渓谷はハワイ王族が多数埋葬されている場所ともいわれます。渓谷の周辺にはかつての王族が眠っていると伝えられていますが、埋葬場所は秘密にされ、いまだに謎のまま。なんだか、夜はあんまり行きたくないですね…

ちなみに、公園は最終入園が16:30、開園時間は18:00までなので、夜間立ち入りはできません。朝は7:00に開園です。

ハワイの神話では、古代神マウイの娘であるイアオと恋仲になった若者が「うちの娘と付き合うなんてけしからん！」と、マウイの念力で岩に変えられてしまったといわれています。

公園内は1Kmほどの舗装された歩道があり、自然に囲まれながら気軽にウォーキングなどを楽しむことができます。

遊歩道脇には色とりどりの花も咲いています。ハワイらしく、バナナやタロイモなどを育てている一角もありますよ。

なお、「イアオ渓谷州立公園／ʻĪao Valley State Monument」入園には、オアフ島のダイヤモンドヘッドのように、事前予約が必要になっていますので、ご注意ください。予約は▲▼こちら▼▲から（英語）。入園料はひとり5ドルです。

西マウイの山々は、ハワイ州でも雨の多い場所です。その一部であるイアオ渓谷は、特に午後になると天気が崩れることが多いため、午前中に行くことをおすすめします。オアフ島から日帰り観光で訪れることもできます。ツアーだとご自身での事前予約や入場料が必要なく、見どころを効率的に周ることができますよ。

マウイ島「イアオ渓谷」の最新情報でした。次回のマウイ通信をお楽しみに！